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セアカゴケグモに咬まれたときの治療法と対処法

セアカゴケグモに咬まれたら


セアカゴケグモに咬まれてしまった場合は、患部をよく石鹸水やお湯で洗い流して、氷やアイスパックなどを使って冷やし、速やかに医療機関の診察を受けるようにします。

咬まれた部分を圧迫すると痛みが増すため、たとえ出血があっても、包帯や止血帯は使わないようにしましょう。
傷口にも触れないようにします。痛みがある場合は氷などで患部を冷やします。
咬まれてから24時間経過した後は、温湿布が有効です。

できれば咬んだクモを殺虫剤などで殺し、ビニール袋などに入れて医療機関に持参すると、クモの種類を特定できるため、より適切な治療が受けられます。


セアカゴケグモに咬まれても、ほとんどの場合は少量の毒を注入されるだけで大事には至らず、何もしなくても一週間以内に回復します。
全身症状を訴え治療を必要とするのは全体の約20%程度になります。

局所症状のみの場合であれば対症療法が行われますが、効果がみられないこともしばしばあります。
痛みに対しての鎮痛薬の投与、モルヒネやペネジンの注射も無効である場合があります。


全身症状がみられる場合は、筋肉注射による抗毒素療法が施されます。
セアカゴケグモ毒に対する抗毒素血清は、オーストラリア国内で約40年前から製造されており、現在の治療の中心となっています。

抗毒素血清には馬血清を使っているため、投与の際に、抗ヒスタミン剤としての塩酸プロメタジンやアドレナリンなどの前投薬が施されます。
抗毒素療法は、セアカゴケグモに咬まれてから1時間以内に行うと高い効果が得られますが、咬まれてから一週間程度経過しても有効であるとされています。
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