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セアカゴケグモとは?(毒性の強さ/生態と分布地域/天敵)

セアカゴケグモとは


セアカゴケグモは、クモの一種で、ヒメグモ科に分類される有毒の小さいクモです。
日本生態学会は、セアカゴケグモを「日本の侵略的外来種ワースト100」の中の一つに選定しています。

オーストラリア原産の外来種であり、日本では1995年に初めて大阪で発見されました。

世界中では、ヨーロッパ諸国、東南アジア、アメリカ、ニュージーランドなどでセアカゴケグモの生息が確認されています。
日本では現在までに35都府県で生息が確認されています。

セアカゴケグモは、原産地であるオーストラリアでは代表的な毒グモとして知られており、死亡例もありますが、日本では、まだ死亡例が報告されておらず、重篤者も発生していません。

セアカゴケグモの生態


セアカゴケグモの体長は、メスが1cm前後、オスは3〜5mmで、メスの背部分に丸くてツヤのある黒い体の背部分に赤い模様があるのが特徴です。

メスの体内には、最大で5000個の卵を糸に包んだ卵のうがあります。卵から成熟するまでの期間は、メスが約100日間で、オスは約45〜90日です。

セアカゴケグモの寿命は、メスが2〜3年、オスは交尾後にメスに捕食されるため、6〜7ヶ月程度です。
セアカゴケグモは、マイナス0.5度から46度までの温度で生息および繁殖が可能なため、年間の気温の変化が大きい日本でも越冬して発生しています。


セアカゴケグモの巣は、複雑な不規則網形状で、ガードレールやベンチのしたなど地面に近い場所に張られます。

セアカゴケグモが主食とするのは、地面を徘徊するアリ、ワラジムシ、ハサミムシなどの昆虫類です。

セアカゴケグモの天敵となるのは、同じく外来種であるクロガゲジグモやイエユウレイグモ、カゲロウの仲間などです。
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